なぞの川崎病―洗剤原因説は、なぜ消されたのか?
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困った本 |
川崎病は、赤ちゃんの病気の本には必ず説明が載っているのだが、
ほとんどの人がスルーしてしまって、どんな病気か知らない。
それって公害病ですか?と言う人が多い。
その中で我が子が「川崎病」と言われた親は
医師の説明を聞くだけでなくネットや本で、川崎病のことを調べる。
すると、どこの図書館にも何故かこの本が存在するため、
必死になって読むのだが、これがまた、役に立たない合成洗剤への警告の羅列。
そして、川崎病の原因の話をしているはずが、
ぜんそくの話だとか、食事の西洋化による成人病の話だとか、
はたまた牛乳や卵の摂取によるアレルギーの話だとか、
はたまた東北の人々は塩分を取りすぎで早死にするとか、
恫喝する方向があちこちへ飛んで、おかしな内容なのである。
この人の著書が、どれも極端な意見というか、
偏見と思い込みによる恫喝や警告に満ちている傾向があることを
知っている人ならば「ふうん」ですむのだが、
川崎病にかかって苦しんでいる子供を持った親にしてみれば、
「家庭で粉石けんを使っていても、防げない」
「産院の貸しオムツが合成洗剤で洗濯されているので、それが原因」
なんて書かれて、いったいどうすればいいのか。
環境問題ならとりあえず知識として知っておきたいのでなければ、
読むだけ無駄である。

